「石川県の道路使用許可」申請方法と流れを行政書士が解説

道路使用許可は警察署へ申請する手続きです。

申請に必要となる図面等にはポイントが有り、初めて申請される方にはやや難易度が高いものです。

今回は道路使用許可申請が必要な方向けに石川県で申請する流れを解説します。

道路使用許可の流れ

道路使用許可申請の大まかな流れは次の通りです。

①道路使用内容の確定と事前相談

②申請箇所の測量

③申請書、道路使用状況図の作成

④管轄警察署へ申請

⑤許可証の受取

これらについて順を追って解説します。

①道路使用内容の確定と事前相談

許可が必要なケース

道路使用許可は、以下のケースにおいて必要となります。

事前相談

まず、道路の使用目的、作業内容、日程などを確定し、上記のどの許可に該当するか確認しましょう。

確定した内容をもとに警察署に事前に相談をしてください。

道路使用許可の申請先は使用する道路を管轄する警察署ですので、事前相談も同じ警察署の交通課に
行います。

石川県内の警察署と管轄地域は以下の通りです。

警察署	管轄地域
珠洲警察署	珠洲市、能登町
輪島警察署	輪島市、穴水町
七尾警察署	七尾市、中能登町
羽咋警察署	羽咋市、志賀町、宝達志水町
津幡警察署	かほく市、津幡町、内灘町
金沢中警察署	金沢市
金沢東警察署	金沢市
金沢西警察署	金沢市
白山警察署	白山市、野々市市
能美警察署	能美市、川北町
小松警察署	小松市
大聖寺警察署	加賀市

また、窓口の受付時間は次のとおりですので注意してください。
※事前相談もこの時間帯に行ってください。

事前相談の際は地図を持参し、作業時間や方法を説明して申請に問題がないか確認しましょう。

申請書の書き方や必要な添付書類についても詳しく教えてもらうことができます。

道路上に工作物を継続的に設置する場合（足場の設置など）には、道路使用許可に加えて道路占用許可や道路の一時使用届も必要です。

この点も事前相談時に確認するようにしてください。

道路占用許可や道路の一時使用届が必要な場合は、同時に市役所や県庁に対して許可を求める必要があります。

②申請箇所の測量

まずは申請書類に必要なデータを取る為に、道路を測量します。

作業の内容に応じて車道や歩道の幅員、道路の使用範囲等を測ります。

測量箇所については次の項目の道路使用状況図も参考にしてください。

③申請書、道路使用状況図の作成

必要な書類は次の通りです。

これらは各2部必要となります。

申請書は石川県警のHPでダウンロード可能です。

道路使用状況図（作業帯図）のイメージ

道路使用状況図には明確な書き方は決まっていません。

手書きやパワーポイント、ＣＡＤなど、どういった作成方法でも構いませんが、道路の使用状況と誘導員の位置など安全確保の方法が明確になっている必要があります。

④管轄警察署へ申請

申請先は①で事前相談を行った、管轄の警察署の交通課となります。

石川県警の道路使用許可の受付時間は次のとおりです。

この時間帯に警察署に行き、書類を提出してください。

手数料

申請には石川県証紙で2300円（１申請につき）の手数料が必要となります。

石川県証紙は北國銀行などで販売されています。

詳しくはこちらでご確認ください。

⑤許可証の受け取り

申請後、審査を経て道路使用許可証が発行されます。

石川県では原則、申請後中1日（土日祝日を除く2日後）で許可がおります。

許可証は警察署の申請窓口で受け取りますので、申請時に指定された日時以降に受け取りに行ってください。

まとめ

以上が石川県で道路使用許可を申請する際の流れとなります。

この内容を確認し、警察署とも相談しながら書類等を作成すれば、申請可能かと思います。

ただし、ご確認いただいた通り、事前相談や測量、書類作成などに手間がかかるのも事実です。

申請に不安がある場合や忙しくて申請が難しい場合は行政手続きの専門家である、行政書士に
相談してみることをおすすめいたします。

当事務所は北陸では珍しい、道路に関する許認可を専門的に取り扱っている事務所です。

石川県での道路使用許可が必要であれば、是非当事務所にお任せください。