建設業許可29業種解説　左官工事

左官工事とは

左官工事とは「工作物に壁土、モルタル、漆くい、プラスター、繊維等をこて塗り、吹付け、又ははり付ける工事」のことをいいます。

具体例

以下に大工工事の具体例を挙げます。

建設業許可を取得する際に左官工事が必要なのかの判断材料にしてください。

• 左官工事
• モルタル工事
• モルタル防水工事
• 吹付け工事
• 研ぎ出し工事
• 洗い出し工事

他業種との区別

左官工事は凝縮分が他業種と比べて難しい部分があります。

国土交通省がガイドラインの中で示す区分の考え方は次の通りです。

• 防水モルタルを用いた防水工事は、左官工事業、防水工事業どちらの業種の許可でも請負い、施工が可能
• ガラス張り工事、乾式壁工事については、左官工事の準備作業に含まれる
• 左官工事における吹付け工事とは、建築物に対するモルタル等を吹付ける工事をいい、とび・土工・コンクリート工事における吹付け工事とは、法面処理等のためにモルタル又は種子を吹付ける工事のことをいう

専任技術者の要件

左官工事における専任技術者の要件は以下の通りです。

一般建設業の場合

一般建設業許可の場合には、「資格」「実務経験」「学歴＋実務経験」の3通りの要件で専任技術者となることができます。

資格

実務経験

資格を保有していない場合、原則的に10年間の実務経験が必要になります。

学歴＋実務経験

以下の指定学科を卒業している場合、必要な実務経験の期間が短縮されます。

特定建設業の場合

特定建設業許可の場合には、「資格」「指導監督的実務経験」の２通りの要件で専任技術者となることができます。

資格

実務経験

まとめ

今回は建設業許可29業種の中から、左官工事について解説しました。

建設業許可を取得する際、実際にどの業種を取得するべきなのかの判断は建設事業者でも判断が難しい場合が多くあります。

取り扱っている工事の内容がどの業種に当てはまるのかわからない場合、一度行政書士にご相談されることをおすすめします。

もちろん、当事務所でも建設業許可取得に関するご相談を承っておりますので、お気軽にご相談ください。