建設業許可取得には最低でも2ヶ月は必要です
目次
建設業許可は取得するための要件が難しく、それに伴い、準備、審査ともに時間がかかります。
ただ、取得を決めた以上、本音としては少しでも早く許可を取得したいと思っているのではないでしょうか?
今回は建設業許可の取得に関して、準備から取得までにどれくらいの期間が必要なのかを解説します。
これから、許可取得を考えておられる方は、是非参考にしてください。
建設業許可の取得に要する期間
建設業許可の取得と一言で言っても、知事許可と大臣許可では取得するまでの期間に大きな差が生じます。
それぞれ、要件や審査を行う組織が異なるため、審査にかかる機関も異なってくる為です。
概ね、知事許可は2ヶ月程、大臣許可は5~6ヶ月程の機関が必要となります。
続いて、知事許可と大臣許可についてそれぞれ見ていきます。
知事許可:約2ヵ月
都道府県知事許可は約2ヵ月で取得可能です。
続いて期間の内訳について詳しくみていきます。
申請準備:1ヶ月
申請準備では、まずは申請書の作成に必要な書類や資料を収集します。
その後、集めた書類や資料をもとに申請書を作成します。
この工程に概ね1ヵ月程度は必要となります。
建設業許可では作成する書類や添付書類の量が非常に多くなります。
申請に関するノウハウがない場合は書類作成に要する時間は大幅に長くなってしまうので注意が必要です。
また、各種証明書類は平日日中に役所に出向いて取得する必要があります。
事前に必要な証明書と取得先を確認しておくようにしましょう。
役所での審査期間:約1ヶ月
申請後、すぐに許可がでる訳ではありません。
標準処理期間という、審査に要する期間が役所や審査ごとに定められています。
建設業許可(知事許可)の場合、どの自治体でもこの期間は約1ヵ月となります。
注意点として、標準処理期間はあくまで目安です。
多少前後することは往々にしてありますので、そのつもりでスケジュールを組むようにしましょう。
大臣許可:約5.5ヵ月
国土交通大臣許可は取得に約5・5ヵ月が必要となります。
続いて期間の内訳について詳しくみていきます。
申請準備:1.5ヶ月
この工程で行う事は書類の収集と作成の為、知事許可とほとんど変わりません。
期間も同様に1ヵ月程度は必要となります。
ただし、大臣許可の場合、書類の量が知事許可よりも更に多くなる為、余裕を持って1.5ヵ月程度は見ておくと無難です。
役所での審査期間:約4ヶ月
大臣許可の標準処理期間は約4ヵ月です。
知事許可と違い、審査に長期間かかるので、それを見越したスケジュールを組むようにしましょう。
建設業許可を少しでも早く取得する為に
申請後にかかる審査期間はこちらの努力で短縮できるものではありません。
その為、少しでも早く許可が必要な場合は、申請書類を素早く作成し、申請準備をいかに早く終わらせるかにかかってきます。
また、申請後に修正が必要となると、その分、許可取得時期が遅れてしまいます。
その為、書類作成の正確さも許可を非常に重要な要素となります。
建設業許可申請に関するノウハウがなければ書類作成に時間がかかることは避けられません。
少しでも早く許可が欲しい場合は専門の行政書士への依頼も検討してみてください。
まとめ
今回は建設業許可取得にどれくらいの期間が必要なのかを解説しました。
先程も述べたように、申請後の審査期間は、通常短縮ができません。
裏を返せば、申請書の作成や必要書類の準備、証明書の取得を素早く行うことしか、許可取得までの期間を短縮する方法はありません。
ただでさえ新規の許可には揃えるべき書類が多く、申請書を作り上げるだけでも大変です。加えて、申請書に誤りがあれば、その修正に更に時間をとられてしまいます。
最短で許可が欲しい場合は、建設業に強い行政書士への依頼を検討する必要があるかもしれません。
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